自分の勉強がてら TypeScript の話でもしようかなと思っていたのだが、その前に ES6 あたりで導入されたオブジェクト指向の文法のことなどを説明しておかないと話の流れ悪いよなあと我にかえる。
「Java と JavaScript の立場が逆転した」と言われる背景には、
・node という「使う場所を選ばない」実行環境が整備されたこと
・文法の仕様がオブジェクト指向に振られたこと
が大きいと考えているが、腑に落ちる説明が意外になかったりする。
フロント系は人材不足なのかなあと思ったり。
前置きはこれくらいにして本題に入ろう。
と言っても文法上の部分的な解説なら、良い記事はまあまあ見つかる。
class に関しては『JavaScriptのclassを理解する』がよくまとまっていた。
が、気になったのは node 環境下でそのまま実行したのではエラーが出るサンプルコードがあったこと。
具体的には、
class Person {
name;
age;
setName(name)
{
this.name = name;
}
setAge(age) {
this.age = age;
}
introduce() {
console.log(`My name is ${this.name} and I'm ${this.age} years old.`);
}
}
export default Person;
というクラス Person (person.mjs) があった時、これを他のファイル(test.mjs)から利用するには
import Person from './Person.mjs';
const person1 = new Person();
person1.setName("Alice");
person1.setAge(25);
person1.introduce();
としないと Cannot use import statement outside a module
などのエラーが出る。
なんでこんなことが起こるかは、この記事あたりを読んでください。
要するに「環境によっては、一連の機能が単なる JavaScript なのか、それともモジュールなのか区別できないため、モジュールとして使う場合はそのファイルの拡張子を .mjs にせよ」ということのようです。
(適宜加筆)
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