X(twitter)の投稿はそんなに頻繁にしておらず、だから、バズるみたいな現象とは無縁なのだが、例外的にこのポストにはちらほら反応があった。
「OPENSAUCE 社が公開レシピのプラットフォームとして OPENSAUCE を商標登録しようとしたが、OPENSOURCE が既に登録されていたため、拒絶された。
が、OPENSOURCE の使用実態がなかったため、不使用取消審判を請求した。
しかし、この件を OPENSOURCE 商標を保持している OSDN 社及び同社代表佐渡秀治が、誤解を招くようにアナウンスしている」
というものだ。
松尾研究室オープンソースAI事件とその副産物
X(twitter)を漁ればわかると思うが、かなり優秀な人々がこの件に関してコメントしている。この点はいつもの「オープンソース」論争とは一味違っていたのだ。
「ソースコードが公開されている」程度の意味で「open source」という一般単語組み合わせワードを使うことは、商標が成立する以前から使われていたわけだから、仮に商標があったとしても、禁じることはできない、というように解釈するのが普通だろう。
「そもそも、プログラム領域では商標自体が成立していなかった」
というかなり身も蓋もないもの。
佐渡秀治氏の立ち回りが政治的すぎて生理的に受け付けない
「オープンソースTM の商標は我らが教祖様が保有しているのだから、松尾研究室のネーミングは法的にも許されない」
というような感じだった。
教祖様はプログラム領域では商標は保持していない。
実際、そのことに触れた書き物は公開されていたりもするのだが、佐渡氏はこの存在にほとんど言及しない。
ある程度の誠実さがあるのなら、「商標的には成立していないが、ライセンス限定という意味でなら、オープンソースライセンスはその定義が広く普及しているのだから、その観点から松尾研のネーミングを検討してみてほしい」と言えばいいだけではないか?